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あけましておめでとうございます。
こちらインドはいつもと何も変わらない雰囲気で
NEW YEARを迎えました。
(あ、でも今花火の音が聞こえてきました。。)
今回、
早い時期からお店を閉めて
一人でインドに来たのには理由があります。
1、昔からやりたかった「ホームステイ」
2、インドで語学学校に行く
インドでしかも英会話をメインに現地の言葉も少し学びながら、
日々、現地の食堂や屋台そして家庭でその土地の料理を食べています。
かつ、たまに料理を習っています。
旅する中で会話する分の語学や、
料理を習ったり、食べたりする際も
不自由はそんなにありません。
しかし、
深い話をじっくりしたり、
正しい内容を伝えるのはやっぱり難しい。
お店を持ってから現地で出会う人、
そして話す内容や自分たちの目的も、
少しずつ変化してきています。
年に1~2回のペースでインドに行く中で、
自分のお店に対する愛情や責任感が国内だけではなく、
インドで過ごす時も意識するようになりました。
そしてしょっちゅうインドに行く、
いち日本人として恥ずかしくないように。
そんなこと言いながら、
学校に行く期間は実質3週間。
10割中、1割も身につくかどうかは承知の上でした。
現在は学校に行って、約2週間がたちました。
今の自分に何が足りなくて、
何をしなければいけないかがよくわかりました。
それが今の時点での大きな収穫。
そしてたくさんの20代前後の若者と出会いました。
アフガニスタン、イエメン、イラン、イラクとミドルイーストの国ばかり。
「僕が死ぬまでに1度は行きたい国」の人々がクラスの約9割。
特にアフガンの彼らは元気で人懐っこくて、
ネットでしか知らないイメージのアフガニスタンではなかった。
もちろんしっかり深い話はしてないけど、、、。
パキスタンに滞在した時に感じた、
人々のあの暖かい感覚に似ていて、
とても懐かしい。
人生の中の一つの経験として
とても貴重な日々を過ごしています。
こんな八百屋が日本にあったらいいのにな
*きゅうりのサラダ、ダール、ベイスン(チャナ豆の粉末)カレー、ジャガイモとトマトのカレー
*cucumber koshimbir , amti , pithale , poteto and tomato bhaji
インド料理は奥が深くて面白い。
もっとインドのいろんなエリアに行きたくなる。
そんなふうにいつも思う。
でもまず最初に、
プネーにあるいろんな店のマラーティーターリーを食べ歩こうか。
The Indian food is profound and is interesting.
I'd like to go to the other region in India.
I think so always.
But first,
I will try marathi thali at several different restaurants in pune.
ミールスを終えて...
3週間の期間限定ミールスが終了しました。
当初は1ヶ月以上するつもりでしたが、
普段よりも多い仕込みと、日々のプレッシャーと、
子供たち(カレーのこと)の管理が大変すぎて、へこたれました。
料理を作るテンションが落ちないように、
気持ちが折れないように、
3週間集中してなんとか終えることができました。
食べていただいたお客様、
ありがとうございました。
天候も悪く、雨も多い中、
並んでいただく日もたくさんありました。
しかも2回、3回、4回、5回と、、
何度も食べていただいたお客様もいらっしゃいました。
食べていただけるのは1度のみかなぁ、、
なんて思っていた分、
とても嬉しかったです。
ありがとうございました。。。
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砂の岬 MEALS
今回のミールスで登場した新しいカレーを
(もう遅いですが、、)
説明しておきます。。
アーンドラカロンジマチ
アーンドラプラディシュ州の魚(マチ)のカレーです。
カロンジ(ニゲラともいうスパイス。クミンの香りを少し抑えて、
しょうゆをほんのり足したような風味。
とても個人的でわかりにくい説明ですが、、)の香りを
白ごまとポピーシードがベースのグレイビーに合わせました。
マスタードが効いたベンガルスタイルのフィッシュカレーや
ココナッツやタマリンド主役のケララスタイルのフィッシュカレーのように、
ポップでわかりやすい味の魚カレーではないですが、個人的には好きな味です。
普段のフィッシュカレーではメカジキを使いますが、
このカレーには相性が悪いので、脂がのっているサバやブリを使用しました。
プラウンラッサム
以前、タミルナード州のマドゥライで教えてもらった、
ナンドゥラッサム(カニのスパイシースープ)の
レシピをベースにエビを使いました。
ノンベジのラッサムは現地でもそんなに主流ではないので、
いつかやりたかった一品でした。
香ばしいにんにくの香りと3つのスパイスをフィーチャーして、
あえて酸味を減らして作りました。
ダール
インド全土で欠かせない食材である豆。
ミールスの中にもお豆のカレーはもちろんあって、
野菜と豆のスパイス煮込みのクゥートゥーが一般的な組み合わせなんですが、
今回は南インドから少しそれますが、マハラシュートラのダルカレーの一つ、
ウサルをピックアップしました。
夏に行ったムンバイ、プネーで意識して食べたウサルは
マハラシュトラターリーには欠かせない一品です。
3日ほどかけて発芽させた2~3種類の豆と
ほうれん草やカボチャと煮込んでシンプルに仕上げました。
ミールスに組みあわせても相性はいいと思います。
形が可愛らしいwalと色がきれいなgreenchana、
そして食感がいいwhitepeasなどをよく使いました。
レモンラッサム
レモンの酸味に生姜の風味を足してシンプルに作りました。
生のカレーリーフの力も借りて、、、
コサンブリ
人参と大根をインドのチープなおろしがねで細く荒く削り、
緑豆ムングのスプラウトと合わせ、
仕上げにマスタードとカロンジの香りをうつしてレモンであえました。
ほんのり甘いのは削りココナッツ。
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今回のインドは
いつもより少ない日にちの旅程でしたので、
4つの都市と町へ行ってきました。
田舎と都会半分、
いつも大体そんな割合で、
食べ物&買い付けるもの&見たいもので
エリアを決めていきます。
マディケリ
カルナータカ州にあるこの小さな町には
コーヒーや紅茶やスパイスのプランテーションが
たくさんあります。
2007年の旅で訪れた同州のチクマガールやコッパ、
ケララ州のクミリーやムンナール、
タミルナード州のウーティーやコーダギリなど、
南インドの山エリアにはたくさんの魅力的な町々があり、
それ以降「インドの標高の高いところにある町」が
大好きになってしまいました。
デリーの空港で朝まですごし、
国内線でムンバイ経由でマンガロールへ。
そこからローカルバスで!
と行きたいところでしたが、
時間と荷物の関係で
今回はタクシーを使ってマディケリまで
4時間の道のり。
標高0からゆっくり上がっていく道のりや景色も
山の街が好きな要因の一つ。
雨季のため、
この時期はミスティータウン。
マディケリの町は毎日のように霧がかかっていました。
今回はこの家にホームステイ。
木々に囲まれたシンプルで愛らしいコテージ。
屋根裏部屋の寝室も旅心をくすぐります。
こういう建物も砂の岬にとっては
今後の大事な参考資料なんですね。
ここでは農薬を使わないオーガニックのコーヒーやスパイスやハーブをたくさん育てている。
コーヒーのシーズンにはたくさんの手摘みスタッフが来るみたい。
ゴア、カルナータカ、ケララ、、
南インドの西海岸、コンカン~マラバールコーストエリアで
魚のカレーによく使われる「コクム」もここではオーガニック。
これはコクムから時間をかけて抽出したコクムウォーター。
一滴なめるだけでものすごい酸味。
お店で使うために売ってもらった。
プランテーションのおっちゃんは、
僕にとってスパイスの先生。
薬としての体への効能を教えてくれた。
米粉を使ったアキロティ―、
大根葉のサブジ、キャベツのサブジ。
カントリーマトン
インドでは珍しい豚を使ったパンディーフライ
タケノコを使ったサブジ
今回カルナータカのこのエリアに来たかった理由は、
これらの料理を食べるのも目的の一つでした。
お米を使ったアキロティ―やコダンブットゥー(団子状に丸めたもの)、
タケノコを使った田舎的なサブジ、
そして豚肉をドライ&スパイシーに仕上げたパンディーフライ。
ビンダルーではない豚のカレーをお店でやりたかったので、
試作を重ねていつかやってみたいアイテム候補になりそうです。
ローカルエリアでキッチンにお邪魔して、
素敵な家族と話ができた楽しい体験でした。
その後は、
ムンバイ、
プネー、
デリー、、、と、
都会の町のnew&traditionalなお店を食べ歩き、
そして買い付けもしてきました。
もちろんたくさんのリボンも買ってきましたよ。
結局いつものごとくバタバタと動き回る旅になってしまいましたが、
いい刺激をもらい、少しはリフレッシュできた?旅になりました。
再オープンまでもう少しお待ちください。
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毎回インドの旅では野菜のカレーの次に、
魚やエビのカレーをよく食べます。
今回の旅は、
インドの東海岸をコルカタから南下し、
マドゥライまで10の都市や町を訪れました。
南インドで魚介系のカレーというと
真っ先にケララ州が浮かびますが、
ベンガル湾に接する、アーンドラプラデシュ州や
タミルナード州の魚介系も、
自分好みのテイストで好きなんです。
新メニューは、
ベンガルやオリッサテイストのマスタードを利かせた
魚介系のカレーにしようかなぁなんて思っていたのですが、
ハイデラバードで食べたカレーの味が
自分にとっては初体験の味でおいしかったので、
それを目指して作りました。
グレイビーには、
ココナッツを細かく削ったもの、粗く削ったもの、
そして、ココナッツミルクというように
ココナッツをふんだんに使っています。
そこにミントのみじん切りを入れ、
最後にごま油の香りもプラスします。
kobri royyalu
アーンドラプラデシュ州、ハイダラバードのレストランにて。
フレッシュミントとコリアンダー、
そして口に残る削ったココナッツがポイントでした。
少ない種類のスパイスで仕上げてある(と思われる)ので、
エビもしっかりと目立っていて美味。
*royyaluとはエビのこと。