店主がマイペースに書く、カレーとインドとその他のこと。
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もうすぐ始まる12日間限定メニュー。


毎回のごとく通常メニューはストップして、
その地域に特化したミールス/ターリーで表現します。


「料理」と「語学」を学ぶため、2013年の年末にプネーに滞在していました。
町の食堂を食べ歩き、ホームステイ先で料理を習い、語学を学ぶ、、。
あの時にしかできない、とても貴重な体験でした。

そして幸運にも、
ホームステイしたエリアが昔ながらの街であり、
ローカル色の強い小規模の老舗が沢山ありました。

プネースタイルのPure Veg をはじめ、
コラップリーやナグプールのNon Veg
マルワリなどコンカンコーストのSea Food
ムンバイのStreet Snackなど、、

近郊の地域の専門店もしっかりとそろっていました。




 




 
「Recipe From Kolhapoona」


"Kolhapoona"は
KolhapurとPoona(植民地時代のプネーの呼び名)を合わせて今回のテーマ用に用意した造語。
 
滋味深いPuneのPure Vegの副菜と
スパイシーなKolhapurのNon Vegのメインのカレーで構成したターリーです。
 

全12~13種の副菜とメインのカレーの試作と管理に加え、日々の営業の仕込に追われていますが、
あともう少しで完成するはず。

当時の5年前に表現しても、
渋い内容過ぎてお客様に伝わる自信もないし、
僕の知識と技術もまだ足りなく感じていました。

今回の旅中、
頭の中には常にターリー皿があり、
どれを選抜するかを考えながらの食べ歩きでした。

体感し記憶した、味、色、質感すべて
しっかりとイメージ通りに表現し、

"Authentic Marathi"

を味わってもらえるように、、、


あともう少し。。


 



 
チキン・コラップリー Chicken Kolhapuri


唐辛子の辛味と香り、コクのある鶏の出汁。
骨付き鶏肉を使ったスパイシーでサラサラなグレイビー。
 

Spicy&Hot Townとして有名なKolhapur
以前、プネーに滞在していた時に食べて以来、
いつかメニューにしたかったアイテム。

当時、毎日胃薬を飲みながらも、
辛さと闘いながら食べ歩いていたのを思い出します。

今回の旅で味の方向性がしかっり確認でき、
イメージ通りに完成できました。

 
もうすぐ始まる期間限定メニュー"Marathi Thali"がニューアルバムだとしたら、
先行シングルをリリースしたかんじです。


是非、味わってみてください。



Recipe From Kolhapoona

”India-Pakistan Rice”



 








”Paan Ice Cream"

 
 

 



老舗が見せる、
歴史あるオリジナルに
惚れ惚れした。





"Caramel Custard Trail"
 
   

 
 

 

 




数年前食べたときに僕らはこの容姿に恋をしてしまった。

2019年、なぜか再加熱し始まった"Caramel Custard Trail"  

コレクションするかのように引き続き食べ歩いていこうかな。



The Roots !!                            Mr.Britannia    












"Colonial Culture"

 

BreadPudding
  

 Classic Indian Cheese Cake
  
 
 Bun Maska


Mawa Cake & Salt Cookie
   
  
  
 
イギリス植民地時代の名残をおすそ分けしてもらっているような感覚。
 
 
このColonial Cultureがいつも心にしみる。
 
 
僕の好きなもう一つのインド。



  
 
 Kheema Pav with Omelette


 

Kheema Pav with Fried Egg
 

 

Kheema Pav   Add lemon-flavore




 
 Mutton Masala Pav 
  
  

 
 
White Mutton Masala Pav 
  
  

  
  
 
Mutton Egg Masala Pav
  
 
 
 
  

  
 
Amazing NonVeg Breakfast !!

この素晴らしい景色をいつか日本で。




 
Nattu Kozhi Kuzhambu
 
 
砂の岬のホームタウン、マドゥライの
スタンダードなチキンカレーといえばこれ。
Country Chicken、Village Chickenなど、一般向けにはこんな風に呼ばれています。
骨付きの身がしまったチキンがワイルドにグレイビーの上に鎮座しています。
複雑で折り重なった味わいというよりかは、
力強くてストレート、
あくまでもチキンが主役のカレーです。


再開後からのノンベジアイテムです。
 

 
Old Halwa Shop                       will live together with meenakshi
 
 
 

My favorite coffee stall                                   Indian work tool 
 
 
 
 
 

Bun Parotta with six gravy                        Endless temptations
 
 
 
 
 
 

Bun Parota Stall                                   Midnight showcase
 
 
 
 
 
 
 
NonVeg Mess                                             Waiting back stage



 
 
 
Mutton bone                                Like the Mount Ama Dablam







Kitchen is his sanctuary                                    Kitchen is his life
  
 




 
See
you
soooon!!

 

Halwaの最高峰を味わうためにここに来た。


開店時間は2時間だけのこの老舗には、
常に20~30人が並んでいる。

店主は僕の手を握り、「どこから来たの?」と
笑顔でくれたその一言が身に染みた。




Mysterious form but the taste is elegant !!



 
 
 
  

路地に入り、看板も何もない、
空き家のような建物の2階に続く階段。

この景色にうっとりしていて、しばらく中には入らなかった。

宝探しは順調だ。
不味いわけがない。



 
Authentic Tirunelveli Food


主役は作り手じゃなくて、
スパイスでもなくて、
素材だってことが、
伝わってくる味だった。






  
 
 
 
 
 
Traditional Clay Pot Samayal


この美しい風景に触れ、
体感できることに、
喜びと同時に、
少し使命感を感じた。




 


NO GARLIC  
NO ONION   
NO OIL




僕の作る料理はどこに向かわせようか。

そんなことを考えさせられるほど、
清くてまっすぐな味だった。






 
Small Cozy Canteen




a quiet heritage hotel in pollachi        

 
                                                     かんがえてるようでねてるだけ
 
 
 
子供が生まれて3ヶ月。

今回はひとりインド。


最後まで、旅先や旅の仕方は迷ったが今回は冒険的要素はなし。
久しぶりの一人だし、少ない荷物で10年前のように点々と田舎町を訪れるローカルな旅も考えたけど、今の僕には体力や気力がない。
そして当たり前のように日にちや時間が限られている。
嬉しい事に今は再開を楽しみにしてくれているお客様がいて、
お店を支えてくれてくれている大切なスタッフも待っている。

片道切符でお金が無くなるまで、地を這うように食べ歩き続けたあの時の自分には、何もなかったからがむしゃらだった。
大きな不安を少し上回る好奇心があって、見るものすべてが刺激的だった。
どうやってこの味や世界観を表現しようかずっとワクワクしていた。
僕が出会ったインドの料理と雰囲気を伝えることに燃えていた。

お店を始める事になってからは、妻と二人で旅するようになった。
当初は僕の旅の仕方がストイックで、移動も激しく、妻とよくもめた。
だんだんと、「二人だから出来る旅の仕方」に変わっていってから、
うまくいくようになった。
今では結局二人のほうがいい。
料理はもちろん、それ以外のものもインドから学び、とことん話し合う。
砂の岬が前に進むための大事な時間は現地でとるようになった。
もしずっと一人でインドに行き続けていたら、
マニアックでもっとストイックでとがった店になっていたかもしれない。
今のお店の雰囲気でもないし、今の自分でもないだろう。



今年で砂の岬は8年目。


現地で見るものすべてが刺激的ではなくなった。
自分の想像を超えてくるものも、ほとんどなくなってしまった。


でも自分ではわかっていて、
素晴らしい食の風景と身震いするような料理に出会ったら、
一瞬で心をつかまれてしまうことを。


自分の店なんかまだまだなんだって感じるためにも、
ぼくは宝探しをやめることはないだろう。
 
 

今こうして、
ここにいることに感謝して。。


 
 

砂の岬の FISH MEALSは、
ケララのローカルスタイルのフィッシュミールスを
ベースにしながらも、
タミルナードのベジミールスのアイテムで
構成した一皿に仕上げています。


「フィッシュミールス」

と聞くと、
すべて魚介類のスパイス料理で構成されているように
思われるかもしれませんが、
現地ケララではそうではありません。

シンプルなベジタブルミールスに
フィッシュグレイビー(魚のカレーのソースのみ)が
基本のセットになっているケースが多く、
そこにフィッシュカレーやフィッシュフライや
エビのマサラなどを好みで追加したりと、
それぞれの店や地域によっても構成や種類は違います。


何年も現地で食べ歩きを続けるなかで、
魚介系はケララで、野菜はタミル
のほうが好みだということに落ち着き、
タミルで無理やり魚介系のカレーを食べ歩くことも少なくなりました。

このような理由もあって
ケララとタミルの要素を混ぜた形で、
フィッシュミールスを完成させました。
 
 
現在のフィッシュミールスの原型は、
 「TRANSIT」の出版イベントでお出しした、
「KERALA・ FISH MEALS」が原型であり、
昨年末のクリスマスには、
約20種類の料理からなる前菜&メインで
さらに豪華な構成の「SPECIAL・ FISH MEALS」をお出ししました。

前菜に日本やヨーロッパの郷土料理の
エッセンスを取り入れながら、
メインのミールスではケララとタミルの
魚介と野菜のカレーでまとめました。



このような1年間の流れの中できた
現在のフィッシュミールス。
まだまだ理想や課題はあるけれど、
これが7年経った砂の岬の小さな集大成かもしれません。


フィッシュミールスはあと2週間で終わりますが、
残りの日々も安定した味が出せますように。。
 
 

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