店主がマイペースに書く、カレーとインドとその他のこと。
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Nattu Kozhi Kuzhambu
 
 
砂の岬のホームタウン、マドゥライの
スタンダードなチキンカレーといえばこれ。
Country Chicken、Village Chickenなど、一般向けにはこんな風に呼ばれています。
骨付きの身がしまったチキンがワイルドにグレイビーの上に鎮座しています。
複雑で折り重なった味わいというよりかは、
力強くてストレート、
あくまでもチキンが主役のカレーです。


再開後からのノンベジアイテムです。
 

 
Old Halwa Shop                       will live together with meenakshi
 
 
 

My favorite coffee stall                                   Indian work tool 
 
 
 
 
 

Bun Parotta with six gravy                        Endless temptations
 
 
 
 
 
 

Bun Parota Stall                                   Midnight showcase
 
 
 
 
 
 
 
NonVeg Mess                                             Waiting back stage



 
 
 
Mutton bone                                Like the Mount Ama Dablam







Kitchen is his sanctuary                                    Kitchen is his life
  
 




 
See
you
soooon!!

 

Halwaの最高峰を味わうためにここに来た。


開店時間は2時間だけのこの老舗には、
常に20~30人が並んでいる。

店主は僕の手を握り、「どこから来たの?」と
笑顔でくれたその一言が身に染みた。




Mysterious form but the taste is elegant !!



 
 
 
  

路地に入り、看板も何もない、
空き家のような建物の2階に続く階段。

この景色にうっとりしていて、しばらく中には入らなかった。

宝探しは順調だ。
不味いわけがない。



 
Authentic Tirunelveli Food


主役は作り手じゃなくて、
スパイスでもなくて、
素材だってことが、
伝わってくる味だった。






  
 
 
 
 
 
Traditional Clay Pot Samayal


この美しい風景に触れ、
体感できることに、
喜びと同時に、
少し使命感を感じた。




 


NO GARLIC  
NO ONION   
NO OIL




僕の作る料理はどこに向かわせようか。

そんなことを考えさせられるほど、
清くてまっすぐな味だった。






 
Small Cozy Canteen




a quiet heritage hotel in pollachi        

 
                                                     かんがえてるようでねてるだけ
 
 
 
子供が生まれて3ヶ月。

今回はひとりインド。


最後まで、旅先や旅の仕方は迷ったが今回は冒険的要素はなし。
久しぶりの一人だし、少ない荷物で10年前のように点々と田舎町を訪れるローカルな旅も考えたけど、今の僕には体力や気力がない。
そして当たり前のように日にちや時間が限られている。
嬉しい事に今は再開を楽しみにしてくれているお客様がいて、
お店を支えてくれてくれている大切なスタッフも待っている。

片道切符でお金が無くなるまで、地を這うように食べ歩き続けたあの時の自分には、何もなかったからがむしゃらだった。
大きな不安を少し上回る好奇心があって、見るものすべてが刺激的だった。
どうやってこの味や世界観を表現しようかずっとワクワクしていた。
僕が出会ったインドの料理と雰囲気を伝えることに燃えていた。

お店を始める事になってからは、妻と二人で旅するようになった。
当初は僕の旅の仕方がストイックで、移動も激しく、妻とよくもめた。
だんだんと、「二人だから出来る旅の仕方」に変わっていってから、
うまくいくようになった。
今では結局二人のほうがいい。
料理はもちろん、それ以外のものもインドから学び、とことん話し合う。
砂の岬が前に進むための大事な時間は現地でとるようになった。
もしずっと一人でインドに行き続けていたら、
マニアックでもっとストイックでとがった店になっていたかもしれない。
今のお店の雰囲気でもないし、今の自分でもないだろう。



今年で砂の岬は8年目。


現地で見るものすべてが刺激的ではなくなった。
自分の想像を超えてくるものも、ほとんどなくなってしまった。


でも自分ではわかっていて、
素晴らしい食の風景と身震いするような料理に出会ったら、
一瞬で心をつかまれてしまうことを。


自分の店なんかまだまだなんだって感じるためにも、
ぼくは宝探しをやめることはないだろう。
 
 

今こうして、
ここにいることに感謝して。。


 
 

砂の岬の FISH MEALSは、
ケララのローカルスタイルのフィッシュミールスを
ベースにしながらも、
タミルナードのベジミールスのアイテムで
構成した一皿に仕上げています。


「フィッシュミールス」

と聞くと、
すべて魚介類のスパイス料理で構成されているように
思われるかもしれませんが、
現地ケララではそうではありません。

シンプルなベジタブルミールスに
フィッシュグレイビー(魚のカレーのソースのみ)が
基本のセットになっているケースが多く、
そこにフィッシュカレーやフィッシュフライや
エビのマサラなどを好みで追加したりと、
それぞれの店や地域によっても構成や種類は違います。


何年も現地で食べ歩きを続けるなかで、
魚介系はケララで、野菜はタミル
のほうが好みだということに落ち着き、
タミルで無理やり魚介系のカレーを食べ歩くことも少なくなりました。

このような理由もあって
ケララとタミルの要素を混ぜた形で、
フィッシュミールスを完成させました。
 
 
現在のフィッシュミールスの原型は、
 「TRANSIT」の出版イベントでお出しした、
「KERALA・ FISH MEALS」が原型であり、
昨年末のクリスマスには、
約20種類の料理からなる前菜&メインで
さらに豪華な構成の「SPECIAL・ FISH MEALS」をお出ししました。

前菜に日本やヨーロッパの郷土料理の
エッセンスを取り入れながら、
メインのミールスではケララとタミルの
魚介と野菜のカレーでまとめました。



このような1年間の流れの中できた
現在のフィッシュミールス。
まだまだ理想や課題はあるけれど、
これが7年経った砂の岬の小さな集大成かもしれません。


フィッシュミールスはあと2週間で終わりますが、
残りの日々も安定した味が出せますように。。
 
 






 How many times of this scenery I would take a picture?
 僕らはいつもここを一度通り過ぎ、やっぱり戻って写真を撮らせてもらっているね、、、そういえば。。
共に歩んできた色あせないインドの記憶。
 
  
 Quiet bazaar in Chennai.
 
 



 マトンヘッドを炒めてるんだよ、そっちはリバーね。
 NonVegキッチンを仕切るお母さんは誇らしげだった。
 夢みたいな景色に出会うことがあるから、僕は死ぬまでやめられない。
 
 
 Super nonveg world in chettiar town




 
 
かなりわかりにくい場所にある食堂に何とかたどり着くと、地元のお客さんであふれていた。
通いなれたお客さんは、初めての僕にこの店のルールを教えてくれた。
とてもこの店に誇りを持っているようで、僕まで嬉しかった。

味は申し分なく美味しい。
それに加えてホスピタリティー、店に漂う全体の空気感が好きだった。
油で汚れた壁やはがれかかっている天板だったり、時代を経てきたここの食堂の風景も好きだった。
 
 
数年前に再び訪れた際、その食堂は改装し綺麗になっていた。
壁や天井は綺麗に塗られ、以前のように心が躍るような雰囲気ではなくなっていた。
 
自分勝手な解釈で少し残念な気持ちになりながらも、いつものようにミールスを食べた。
美味しかった。いやいや、以前よりも美味しい気がした。
食べてみて、店内が綺麗になった理由がすぐにわかった。
 
店内も綺麗になり、スタッフも増え、味も前に進んでいた。
日本から遠く離れたインドの田舎町の食堂もこうして日々を歩んでいる。
 
 
お会計を済ました後、以前訪れたときにあげた写真のことを聞いてみた。
店主はごそごそと散らかっている新聞紙や伝表のなかから、写真を引っ張り出した。
個人がしっかり写っていない店内の写真なので、絶対にないと思っていただけに、自分で聞いておきながら持っていてくれた事に驚いた。

その小さな写真は、マサラや油が飛んでかなり陽に焼けゴミ箱から出てきたような状態だったが、数年前にあげた一枚の写真を手に届く場所に置いていたことが嬉しかった。
  
それは、妻が今まで沢山撮ってきた現地の食堂の写真の中で、最も好きな一枚だった。
  
  
  

 
砂の岬が過ごしてきた7年はどうだったかのか。
店を出た後、過去を振り返りながら歩いていた。
 
 





 
 
  Malabar parottaにはない薄さとクリスピーな食感。
  美しいたたずまいも好きだ。veechu parotta
   
    
  Famous nonveg mess in madurai
 


 

 

  今まで食べたハルワの中で1番。
  それはまさに日本のwarabimochi !!
  Peepal Treeの葉っぱに乗せられたTirunelveli Halwaのたたずまい。
 
 
  Is not only curry,, a deep Indian world






  手を付けずにずっと眺めてられそうな、帰国前のMutton Chukka
  食べ過ぎたおかげでお腹が犠牲になったけど、記憶に残したよ。

 
  If I have super storong stomach,,,




 
 

  This ia a few of my favorite things

  いつ飲んでも変わらない味のJigarthanda 
  それはマサラの後の誘惑。
  そしてTea - Coffee の前の誘惑でもあるから、、。
  
  I simply remember my favorite things
 
 




 
 

 かれこれ7年、この2人に毎年のように料理を教わってきた。
 いつも穏やかなパンディと闘牛の様な勢いとスピードで料理を作るカルパイヤー。
 苦しい時はいつも、彼らとあのキッチンを思い出す。

 Authentic recipie from chettinad kitchen
 
 
 
 


  今から10年以上前、チェンナイからマドゥライにやってきた。
  僕がとった安宿のすぐ近くにいつも賑わっているTEASTALLがあった。
  カレーを食べ歩くのと同時に、理想のチャイの味も求めていた。
  初めて飲んだ日から僕はここのチャイに恋してしまった。
  作り手は4人ほどいるが、彼の入れる1杯が僅差でいつも美味いんだ。


  It is the most delicious chai in the world.


 
  
  
  
  
「 南インド・ケララのローカルを味わえるお店を紹介してほしい 」
 
 
  トラベルカルチャー雑誌「TRANSIT」 から、ある依頼がきた。
 

  「美しきもの」を求めて旅するTRANSIT。

   今まで自分が旅してきたインドを、背伸びをせずに伝えたい。

 少しでも多く、心に響く美しきものを残したい、、
 そう思い考えはじめた。
 
  
   
 ただ「美味しい店」や「人気がある店」だったら、
 今までの体験である程度紹介できるだろうが、そんな簡単でいいのだろうか、、
 と、、そんな事を考えたり。。 
 
 いやいや、
 一番の問題は僕がインド料理屋をしていることかもしれない。
 現地にも行ってなくて僕がプロじゃなかったら、
 逆にもっと簡単だったんだろう。
 
 「今」自分がどのように感じるかは、現地に行かないと分からない。
 「食べ物」だけじゃない「お店のすべて」を
 もう一度しっかり味わってから判断したかった。
 
 
 


  


 
 インドは広い。
 約36に分かれた州と連邦直轄領。
 食べる料理や調理法は州によっては僅差な場所もあるが、
 現地で食べれば食べるほど、しっかりとした分布がわかる。

 そこに付け加えて、
 食文化はまず宗教で大きく分かれ、海辺や山間部や砂漠地帯などの自然環境、
 そして、今だ残るカーストや収入の違いなどでも分かれてくる。
 そこが面白い部分でもあるが、
 インドの食を詳しく紹介する事はいつも緊張する。



 今回、自分の好きな雑誌からの依頼もかねて、
 ケララ州に旅のスポットを当ることになった。
 ”勝手に”現地を食べ歩くことに決めたのだ。

 が本音は、
 「お隣のタミルナードゥ州だったらたっぷり情報があったのに、、。」
 であった。
 今まで何度なく好きで訪れた分、
 タミルナードゥ州なら体験してきた沢山のストックがあったのだ。。




 以前、3~4回ほどケララ州を訪れ食べ歩いてはいたが、
 ただ「美味しい店」を探していた旅だった。
 それはそれでいいのだが、自分の今までの情報を並べ見比べてみると、
 宗教や地域性や料理のジャンルが似たものに偏っていた。
 

 短い期間だったが、僕らはケララ州に行った。


 



 ケララの料理を食べる際、
 まずは、かなり大まかに「北部」「中部」「南部」の地域で分け、
 「ヒンドゥー」「ムスリム」「クリスチャン」の宗教でも分ける。

 今回は、
 ケララの美味しい部分である
 シーフードとノンベジにスポットを当てるためもあり、
 「ムスリム」と「クリスチャン」の流れを汲む料理。

 そして、独自の世界観を展開する
 「トディ・ショップ」の料理を紹介することに決めた。
 
 

  

 


 
 トディとは椰子の木の樹液を発酵させた飲み物である。
  
 
 約10年前、僕はコーチンの南部のアレッピーで安食堂を巡り、
 フィッシュミールスを食べ歩いていた。

 たまに目にする「TODDY」の看板。
 そしてなぜか多い茅葺屋根の掘っ立て小屋スタイル。
 入口のカーテンの隙間からでは、薄暗い店内はよく見えない。
 どこか怪しい酒場的な場所だと思い、一人で入りづらかった印象だった。
 
 しかしながら、
 どこでもお昼から現地のおじさんたちが楽しそうに出入りしている光景を
 目にしていたので、僕も一度入ってみた。


 店内は相変わらず薄暗いけど、好きな雰囲気だった。
 そこで初めてトディを飲み、
 一緒にプットゥとエッグカレーを食べたような、、。
 当時、ミールスばっかり食べ歩いていた僕はあまり興味がわかなかったのか、
 頼んだメニューが悪かったのか、、そんな思い出。



  

 
 
 
 
 2年前、コーチンで味わったのは、フィッシュカレーやシジミのカレー。
 美味しかったこともあり、
 今回もう一度、トディショップを味わう事にした。


 今一度、しっかり味わうと、
 "Toddy Shop Cuisine" と言ってもいいほど、
 個性的なメニューがあった。


 フィッシュヘッドカレーやクラブロースト、
 スクイットロースト(イカのマサラ)、
 カッカフライ(貝のスパイス炒め)やビーフやウズラのノンベジまで幅広い。

 蒸して炒めたタピオカや、
 プットゥー(米粉とココナッツで作るホロホロとしたスポンジのようなもの)や
 大粒の赤米を主食に、スパイシーなカレー、
 そしてトディをチビチビ飲みながら食べる。

 会社員や地元のおじいさんなどそれぞれ4~5人グループの男たちが
 チビチビとやっている姿は、日本の老舗の飲み屋のようだ。


 おそらくもともとは、
 トディを飲めるシンプルなBarの付属としての料理が、
 こうして現地の人々からも認知され、
 現在のように一般的にも一つのジャンルとして、
 成り立っているような気がした。
 
 
 
  
 
 
「ローカルなトディ―ショップを教えてほしいんだ!」
 
 コーチンで、一番口にした言葉かもしれない。


 





この後も、食べた記憶、、

続きます・・・
 
 
 
 
 



4年前、一軒の宿を目指した。
紅茶農園とスパイスプランテーションが広がる地域の小さな村からまだ山奥へ登り入っていったところに、突然現れる歴史あるバンガローをセンス良くリビルドしたヘリテージホテルに泊まったのが始まりだった。






それから毎回必ず一回の旅の中に(無理やりにでも!?)山の中のバンガローに滞在することにしている。

そして、楽しみはバンガローだけではない。
標高とともに自然の景色や家の作りや人々の生活風景が変わっていくそこまでの道のりも、大きな楽しみのひとつだ。





















 





紅茶畑が広がる山あいの町で飲むチャイはもちろん美味しいんだけど、
紅茶農園を所有する、バンガローで出してくれるミルクティーのほうが、
確実に僕らの理想の味に近い事もよくある。



たまに宿でミルクティーを頼もうとすると、気を使ってくれてか、
「インディアンミルクティーにしましょうか?マサラは入れますか?」などと聞いてくれることもよくあるが、
今までの経験上、紅茶エリアではミルクティーとして飲んだほうがいい。
渋めに入れてもらった紅茶に温かいミルクを少し控えめに入れ、砂糖を少し多めに入れて自分の好きな味を作る。
テラスに座り、目の前に広がる茶畑や自然の山々を眺めながら飲むミルクティーはとても贅沢な時間。

 




バンガローではインド料理かコンチネンタルを選択するケースやあらかじめミックスメニューの場合もある。
もちろんインド料理を食べるのだが、インドでは貴重な焼きたての美味しいクロワッサンやオーブンで焼いたパイなどの料理も風格のある山の上のバンガローにはよく似合う。

イギリス植民地時代の名残を感じながら宿で過ごすのも、僕にとっては特別な時間だから。
 
  

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