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店主がマイペースに書く、カレーとインドとその他のこと。
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砂の岬を初めて間もない頃、チェティナード料理を巡る食べ歩きをしていたが苦戦していた。

そんな時、マドゥライのレストランで食べた一つのカレーが印象に残った。



 
Kongu Nadu Chicken Curry

削りココナツとスパイスの濃厚なグレイビーとトマトの酸味のバランスが良いカレーで美味しかった。

当時、本当に美味しいチェティナード料理になかなか出会えなかった分、心にしっかりと残っていた。
耳慣れない料理名も含めて。

本格的にKongu Cuisineをkongu dishを探しに、3年前にCoimbatoreとPollachiへ行った。
Coimbatoreではノンベジ、Pollachiでは雑穀やオーガニックに焦点を当てたベジを食べて習った。

食材の特徴としては、

ココナッツ、ターメリック、ゴマ、シコクビエや粟などの雑穀を使う事。
ココナッツは、細かくグラインドしたものと、口に残るくらいザックリ砕いたものを使っていた。
雑穀に関してはどこの食堂でも食べれるわけではなく、オーガニック、健康志向系の食堂やレストラン、または家庭料理として馴染みのあるケースがあった。
僕が今まで訪れたタミルの他の町よりは、接する機会が多かった。


今回の旅では前回の食体験をふまえながら、よりターゲットを絞ってその土地のシグネチャーフードを食べ歩いたがノンベジ探しは難しかった。
 





 
今回の旅で期待していた地元で有名なノンベジ食堂の味は想像どうりに美味しく個性もあった。
 
お目当ての品を頼みつつ、この地の特徴のあるアイテムを他に探す。
メニュー構成や提供の仕方(グレイビーや副菜、ライスやブレッドやティフィン)などの個性をみて、微妙なズレをキャッチしながら、その地域の特徴を探す。








食べた後、興奮しながら聞いた。
「この店はKongu Taste ですか?」
 
マネージャーは即答した。
「この店の料理はチェティナード料理だ」

またしても、チェティナード、、、
 
偉大なるチェティナードに苦戦した。
悲しいような、嬉しいような、、
とにかくまた課題が増えた。
 
 

タミルのノンベジを引率し、インド全土に広がりつつあるチェティナード。

ノンベジのKongu cuisineを探すために、チェティナードを避けながらのこの地のオリジナルの郷土料理を探した。







「I'm searching for kongu taste!!」

 
現地で何度も口にした言葉。

伝えた全ての人が物凄く嬉しそうにしていたのは、
現地に来なければ味わえなかっただろう。

彼ら自身の土地に対する誇りを感じ僕も嬉しかった。
 
 

 


この巡る旅の自分なりの答えを、
Kongu Nadu mealsとして期間限定で表現します。

 





Authentic Kongu Nadu Meals
ーRecipe From Kongu Regionー
 
  

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