忍者ブログ
店主がマイペースに書く、カレーとインドとその他のこと。
[1]  [2
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


ネパールは高山地域、中間山地・盆地、平野地域で民族が大きくわかれ、
そこからもっと細かすると、
40以上の民族分布になっています。

風習や言語や顔立ちも違う民族分布。
そこにいまだ残るカーストの影響が入ってくるので、
より複雑にそれぞれが微妙に変わってきます。

お肉を食べるノンベジタリアン、
お肉を食べないベジタリアン、、

という言葉や宗教風習は
日本でも知られるようになってきたと思います。

ノンベジタリアンの中でも、
食べない動物の種類や
優先して食べる種類があります。

インドと同じくネパールでもほとんどがヒンドゥー教。
神である牛は食べない。
 

絶対に牛は食べないけど、
水牛は比較的よく食べたり、

マトンは食べないけど、
豚肉はたべたり、

チキンは食べないが、
マトンは食べたり、

その他、
ヤクやイノシシ、
川魚やカモなどを食べたり、、

 民族やカーストの違いで、
いろんな食文化の違いがあります。

 
味付けに使うスパイス、
お皿に配置するカレーの雰囲気なども
微妙に異なり、
もっと違うエリアにも行ってみたくなりました。

 

f0e95877.JPG


 



高級レストランで食べた、
ノンベジ・ネワールセット。
ダール、タルカリ(野菜カレー)、サグ(青菜炒め)、
マトンカレー、チキンカレー、そしてイノシシの肉のカレーが盛りつけられています。

 

 
PR



停電、飛行機の遅延、バンダ(ストライキ)など、、
計画通りにはまったくいかないネパールの日々を終え、
現在はインドにいます。

残りの数日をデリーですごします。

ストリートフードと、
中~高級レストランを食べ歩きます。

引き続き、
食器、食材の買い付けも、、。

 

新しくお気に入りのレストランが、
何件か見つかったらいいな。。。



※ネパール食べ歩きの様子は、
後日詳しくアップする予定です。
 




フード&ドリンク
 

トレッキングの楽しみは、
山や自然と触れ合うこと。

ても、
それと同じくらい、
ロッジで過ごす時間や、
ごはんを食べたり、
お茶をしたりする時間も大事。

山に登っていき
標高が高くなるにつれて、
野菜や素材が少なくなり、
シンプルな調理法で、
質素なごはんになっていきます。

保存がきく乾麺を使用した、
チョウメン(焼きそばのようなもの)や、
トゥクパ(ラーメンのようなもの)や、
もっと簡単にできる軽食として、
ララ・ヌードルスープ(インスタントラーメンに野菜を足しただけ)など、
チベットの食文化の影響も多くみられます。


飲み物も、
保存がきいて輸送がしやすい
インスタントのパウダーを使用したり、

料理の器もステンレスや陶器から、
中国製の軽いプラスチックの物に変化していったり、、

人々の生活模様、顔、建物の作りなど、
移り変わる様々な物を見ながらのトレッキングになりました。


d67521eb.JPG3683564e.JPG








2f42d572.JPGde83c6fd.JPG








a95d9e27.JPG5d2a4190.JPG








3625a995.JPGd0a2afc3.JPG








01102294.JPGef3a8503.JPG








60556612.JPG22f54b15.JPG








13256f59.JPG76c0ad90.JPG








adb06213.JPGcd69a1dc.JPG








fe9b0e31.JPG372946a2.JPG









今回のトレッキングでは、
まさかのピザやカプチーノまでいただきました。
ピザは野性味あるヤクのチーズ、
カプチーノはすぐ冷めちゃったけど、、。



 
クムジュン&ターモトレック
 


エベレストビューホテルで思いのほか休憩した為、
急ぎ足でクムジュンの村へ。

積雪した林を抜けてると、
緑色に統一された屋根の家が美しい、
山あいの村が見えた。


ddaec29e.JPG










午後の暖かい陽射しのなか、
のどかな雰囲気の村を歩いた。


次回くる時は、
この村に滞在したいな。


22361313.JPG









27d66146.JPG










0570da09.JPG







ヒラリースクールに通う女の子に会った。



8f137667.JPG







ヒラリーさんの銅像。



7e3a5389.JPG





エベレストへつながる道のりの中で、
何度もヒラリーさんの写真を見た。
彼が残したものの大きさを感じた。


33411f9a.JPG






ちょうど2日前、ヒラリーさんの命日だったこともあり、
ロッジのダイニングでは、みんなでヒラリーさんのビデオ観賞会。






ターモへ


ナムチェから西へショートトレック。

高低差の少ない歩きやすい道。

目の前の山を超えると、また美しい山々。

そんな景色の繰り返しが、ここでは、あたりまえ。

2日前に降り続いた雪による路面凍結に注意しながら歩いた。


44677aaf.JPGf63882a2.JPG
 

 


7b61eb5f.JPG6fcd1bde.JPG
 




憧れのエベレストビューホテルへ



ナムチェの町から急な丘を登って行くと、
なだらかな道に出た。

ナムチェの町は小さくなり、
360度山々の眺め。

ここからゆっくりと素晴らしい景色の道を進んだ。




bbf7b7c4.JPG









d1c93cdd.JPG








 

しばらくすると、
木々に囲まれずっしりと佇む建物が遠くに見えた。


a78d180b.JPG









エベレストビューホテル。

こんなにキャッチーで贅沢な名前のホテルが他にあるだろうか。

石と木材で丁寧に造られ、
落ち着いた雰囲気の建物。

エベレストが見えるこの場所に、
ホテルを建てた宮原さん。

途方もない時間と労力を費やし、
材料をここまで運んできたんだろう。


先人がつくりあげていった日本とネパールの歴史を、
自分が来た道のりを振り返り、
少しだけ肌で感じる事ができた。


d2112731.JPG









b4b18cf4.JPG











冷たく強い風が吹くなかテラス席に座り、
この旅で一番近くに表れたエベレストを見た。

この場所からだと、
まだまだ他の山々に圧倒されている様に見えるエベレスト。

長い間、のんびり眺めていたら
その見え方はだんだん変わってきた。

その山は一番後ろからどっしりと、
他の山々を見守っている様にも見えた。


ミルクティーを飲みながら、
最高に贅沢な時間を過ごした。



5b264c84.JPG









76df615b.JPG







ダイニングルームからの眺め。



c66c61b1.JPG







窓ガラスに嘘みたいに綺麗に映っていた山々。


b5a42505.JPG






隣の山、ローツェにはおもっきり雲が掛かっていたが、
エベレストはしっかりと姿を表してくれた。ありがとう!


 

 

ナムチェをぶらつく




598dda49.JPG






ナムチェブックストア。
名前がいいね。



42ae505d.JPG






マウンテンハードウエア。
アウトドアショップも閉まってます。



dac5a932.JPG




よく通ったナムチェベーカリー。
ここで作られるパンは、
エベレストベースキャンプ近くの
ゴラクシェプまで運ばれているそう。



 


87c81f7a.JPG





カフェ・バー。
エスプレッソマシンで入れてくれたが、
マイナス気温ぎみの店内だったため、すぐ冷めた、、。




c9270072.JPG








看板が愛らしい、エベレストプールバー。
意外と若者で賑わってました。




4696c6fc.JPG






観光地のナムチェでは貴重なローカル食堂。
現地のオッチャンがちょこちょこ来ていた。



bea0e606.JPG






ナムチェの丘にある、国立公園博物館。
エベレスト関連のことがアナログ感たっぷりに展示されてます。




e41d171e.JPG






シェルパ博物館。
シェルパ族の家や祭りや生活風景の写真などが展示されてます。




7f9bf950.JPG






毎週土曜日に行われる、
ナムチェバザール。


837c6146.JPG





物資の玄関口であるルクラや、
近くの村々からいろいろな物が運ばれてくる。
そのためエベレスト街道の物価は高い。



211c6c98.JPG






今はオフシーズンの為、
小規模な様子。




52639a4d.JPG




僕らが泊まっていたロッジの少年スタッフ達も、
買い出しに来ていた。
必要であれば彼らは、
1日~2日かけて山を下り物を買い出しに行くこともある。




bd80d338.JPG





丘の上から見た、
ナムチェの街並み。
この日はいい天気だった。



 


雪降るナムチェ


朝、窓から外を見ると、
昨日の雪に太陽の強い光が反射して、
眩しかった。


974a1124.JPG










オフシーズンだと分かって来たけど、
予想は遥かに超えていた。

多分、40軒以上はあるロッジ。
営業しているのは、10軒ほど。

メインストリートのお店やカフェもほぼ閉まっている。



5c6648dd.JPG979d9fcb.JPG






 



今日は一日雪が降り続いた。

水道は凍っている。
宿は寒い。
周りの山々は霧でほとんど見えない。

それでも山々に囲まれた、
このシェルパの町に居る時間が嬉しかった。




f1fe4f4e.JPGa3a1edc1.JPG





 

 


ナムチェへ

 

d2e5dce0.JPG






ここを右に曲がるとナムチェがしっかりと見えてくる。
焦る気持ちを抑えながら進む。


 

パクディンの町から約7時間、
遠くにナムチェの町が見えた。


山に囲まれた小さな町がスゥーと表れる光景。


この景色を見るために登ってきた。

 
 

a62e3abb.JPG






この町が目の前に現れた時、
何か月も前から、自分の頭の中で想像していた光景と同じだった。

 

 

それは、
ラダックのリゾンゴンパを見た時に感じた胸の高鳴りだった。

もっと先のベースキャンプやカラパタールに向かうトレッカーには、
ただの通り道かもしれないけど、
僕はこの町に来たかった。

エベレストにいどむ登山家が、
いつの時代も立ちよるこの町を見てみたかった。

適当な宿を見つけ、
部屋の窓から外を眺めると、
雪が沢山降ってきた。


ネパールも本格的な冬に入った。




edbec55c.JPG





 

砂糖のたっぷり入ったブラックティーで、
冷えた体を温めながら外を眺めると、
緊張が解けてほっとした。




 


パクディンからナムチェへ



前回のランタンエリアと違い、ロッジの多さにビックリ。
(今はオフシーズンの為、半分以上は閉まっているが、、)

携帯電話はもう当たり前なんだけど、
インターネット、そしていまやWI‐FIまで出来る宿もある程。

そんな便利な宿も魅力だけど、、
僕らはいつも通り建物の雰囲気がよくて、
スタッフも良さそうで、
そしてなによりごはんが美味しそうな宿を探す。

オフシーズンの為、泊まった宿は僕らだけ。
シェルパのキッチンで暖かいネパリフードを頂いた。



19e1e1c7.JPG






彼らは暖炉の火を自在にあやつる。
薪やマツボックリ、そして固めた牛糞まで。


b7295acc.JPG






それぞれの鍋を動かしながら、
料理を仕上げていく。





83ec90ad.JPG




土作りの暖炉だけだと思いきや、
レンジやオーブンまで、、、
進化するエベレスト街道。

でもちょっと残念。。



冬期のネパールでも標高の高い場所は日差しが強く、アンダーシャツとフリースで充分。

しかし、日差しがない場所や風の通り道になる川沿いなどは、ジャケットを羽織らないとさむい。

ベンカール(2630m)からモンジョ(2835m)へ軽めのアップダウンで進み、
途中のチェックポストで国立公園の入域料を払う。



9753bce0.JPG





チェックポスト

ここで国立公園入域料を払う。





baa10b61.JPG





チェックポストの横にあったゴミ箱から、山羊の角が出ていた。
気になって聞いてみたら、暇そうな役員のオッチャンに「食べるか?」と聞かれた。
いりません、、というかここに捨てるか?





次の村、ジョルサレ(2740m)でお昼をとる。

ナムチェの町に向かう急登の前に少しの休憩。

ここから標高差800mの急登を進む、頑張りどころ。

3000mを越えたあたりから、
荷物がより重く感じてくる。

途中からは景色も見れずに、
地面をみながら一歩一歩。
そう、何事も一歩一歩。

僕はポーターになった気分で、
坂道をジグザグに進む。
頻繁に休憩をとりながら、、。


5a21dc21.JPG






タルチョがなびくこの橋を渡ってからが、
ナムチェへ続く急登の始まり。





00eb924c.JPG






しんどい僕らの横を、
少年は一気に駆け抜けていった。






a440976d.JPG






急登の途中、エベレストが遠くに見えた。

 

 


ルクラからパクディン



ルクラに着いて、食堂でダルバートを食べる。

すでに標高2840mのこの町。
採れる野菜は限られている。
カトマンズとは違い、
いきなりのシンプルなダルバートになった。


6c98ccc4.JPG




 ルクラ空港

いきなりのこの景色。
これからのトレッキングがたのしみだ。


64a233af.JPG





ルクラ空港滑走路

斜め三十度は下がっている細くて短い滑走路。


d748338a.JPG





ルクラの町

オフシーズンの為、町に活気はありません。


bccc7075.JPG




ダルバート

標高が高い場所という事と、今は冬期で野菜が少ない。。
ジャガイモ、ニンジン、、あれば青菜。。残念。。



ルクラの町を出て、トレッキングスタート。

ガイド、ポーターなしの今回のトレッキング。
しかも冬期という事で、荷物が重い。。
約20kg、、ふぅ。。

ということで、
焦らずスローペースで進んでいく。

タドコシ川に沿って、
奥へ奥へと進んでいく。

さすがにメジャーなトレッキングルートだけあって、
歩きやすくて、自然の景観も楽しめる。

前回のランタンと違い、
早いペースでロッジや村が表れるから楽しい。
 

汚れた看板、
暖炉の煤がついた扉、
何度も塗り直した壁、
シールや油で汚れた窓、、、


自然の景色と共に、
いやそれ以上に、
美しいものがたくさんあった。

写真をたくさん撮りながら、
ゆっくり進んで3時間、
パクディンの町に着いた。


今朝の飛行機の出発が大幅に遅れたため、
今日はここまで。

 

16d8f99f.JPG







歩きやすく、まわりの景色もいい。



dc95a4a2.JPG







生きている建物たち。
 

砂の岬ホームページへ
砂の岬のホームページは   こちら。
こちらのページは、 店主のひとりごと(BLOG)です。 上記リンクから、ホームページへ移動します。
忍者ブログ [PR]