店主がマイペースに書く、カレーとインドとその他のこと。
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~MESSとKONGUNADU~
チェンナイにはチェティナードを掲げているレストランはたくさんあって、
カライクディに近いのにマドゥライではわざわざ掲げてるような店は少なく感じる。
それはマドゥライのノンベジ系のレストランではチェティナードテイストというまでもなく、
すでになじんでいることなのか、それともMESS CULTUREの方が町に浸透しているのか、、。
基本のベジミールス(左)に、チキン(kallikattu Chicken Gravy)とフィッシュ(Cheela Fish Chop)をプラス。
チキンはココナッツミルクを使わず、トマトとオニオンをベースにチキンのだしがしっかり効いているタイプ。こういうシンプルなチキンカレーって作るの意外と難しいし、日本では無理な気がする、、。それにしても美味いなぁ。
フィッシュはタマリンドをバシっと効かせ、ココナッツ感も少ない、タミルの内陸的な味わいのフィッシュカレー。
ぶつ切りのシーラも骨が少なく美味しかった。
基本のミールスをオーダーしなくても、
ライスを注文してチキンやマトンのグレイビーのみを注文したり、
チキンやマトンやフィッシュの揚げ物を別で頼んだりと、
食べ方は様々。
現地のマガジンで見た記事では、
「エビやカニなどのシーフード、
鳩やウズラやウサギ、
そしてマトンに関しては脳みそはもちろん、
肝臓、腎臓、膵臓、腸、骨まですべて使いカレーとして提供する」
なんて書いてあったから、そうとうなノンベジ具合。
(僕自身、ウズラ以降は食べたくありません。ちなみに以前パキスタンでいろいろ食べましたが、脳のマサラは案外美味しかったです。今はもういらないですが。)
チェティナードよりもハードボイルドな感じの庶民派MESS CULTUREに触れ、
夜は久々の高級レストランでビュッフェ。
左下>ビュッフェに入ってることを期待してたけど入ってなかったのでオーダーしたチキンカレーKongu Kozhi Curry。
(kongunadu とはマドゥライに近い北部のエリア)
トマトとオニオンがいい形で全体の味を作っていて、オイルとハーブとスパイスでの最後の仕上げ感が抜群でかなり美味。。僕にはできません、、腕がよすぎますって感じの味わいだった。前回の旅で空振りしてしまった分、喜びもひとしお。
初めてインドに行ったとき、有名ホテルのレストランで食べたビュッフェがあんまりでそれ以降ビュッフェは避けていましたが、ここのはいろんな意味でよかったなぁ。
メインのカレーはもちろん、スナックやスープ、そしてデザートまでも美味しく、特にノンベジのメニュー構成がよかった。見た目のセンスもよくたくさん学ぶところがありました。
美味しいものを食べたから、
美味しいのが作りたくなってきました。
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