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インドネシアの旅を終え、次はインド。
今回のインドは約2週間という砂の岬にとっては少し短い期間。
南インドのタミルナードゥだけの滞在にし、
その分、より目的を絞ってじっくりと旅をした。
ケララとの州境にほど近い田舎町、ポラーチ。
これといっての観光スポットや食べ物に関しても特化したものがないイメージの場所だったため、今まで訪れることはなかったが、見渡す限りの質のいいココナッツツリーと豊かな穀物、そしてのどかな田園風景が印象的だった。
外を歩くとMillet(キビ)の穂が体につくほど、フワフワと舞っていた。
ここで食べたキビのパチャディは初体験だった。
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Wheat Rava Idly(ラバ・イドゥリ)
通常のイドゥリより酸味はなく、どっしりとした弾力でフェイクミートの感覚。
Elumichai Sandhagai(レモン・サンガーガイ)
米粉から作られた素麺をスパイスで炒めてレモンの味でまとめてある。
Ragi Dosai(ラギ・ドーサ)
シコクビエ粉で作ったドーサ。
通常のドーサが”うどん”だとしたら、こっちは”そば”のような感じ。
そばが好きな僕はもちろん後者のほうが好き。
Millet Pachadi(ミレット・パチャディ)
キビのヨーグルトサラダ。プチプチとした食感が面白い。
インドの普通の食堂ではなかなかお目にかかれない一品。
コングナード・エリアに入るここポラーチ。
それ以外の炒め物やグレイビーものでは、ココナッツとターメリックの使用量が目立つ調理法が印象的だった。
柔らかな色合いのグレイビーのように、マイルドな味わい。
Kothamalli sadam(コリアンダー・ライス)
ショウガのアクセントとコリアンダーリーフとグリンチリの爽やかな”青い”香り。
Beetroot sadam(ビーツ・ライス)
ビーツの持つ野菜の自然な甘味。そして美しビジュアル。
このようにライスバラエティもしっかり美味しかった。
南インド特にタミル、ピュアベジタリアンの食べ物としての一品。
例えば、、
中~高級レストランでは、ポリヤルやクートゥーなどのスターターアイテムと同じタイミングで、バラエティライス(ココナッツライスやトマトライスなど、様々な味付けのライス)をサーブし、そのあとに白いご飯が出てくるパターンだったり。
庶民的な食堂では、食べる時間帯によっては少しのスナックとバラエティライスだけだったり。
ビリヤニやプラオは今では日本でも知られるようになってきたが、
南インドのピュアベジの現場ではバラエティライスも現地で好まれている。
のどかな村にひっそりとたたずむたった4人の従業員の小さなホテル。
料理担当のマナカンダンさんは最後までキッチンから出ることがなかった。
タミル語のみのやり取りでも何も問題ない。
料理している時の彼の姿や表情で、僕と料理で心が通じたのも肌で感じることができたから。
日本で再現することで、彼に恩返しをしたい。
さあ、試作が楽しみになってきた。