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ネパールの国民食といえるダルバート。
気候や土地にも恵まれたネパール。
インドのように豆や野菜やスパイスに加え、
インドではあまり種類が見られない、
青菜やキノコ類まで採れ、
豊富な食材を使ったバランスのいい定食です。
ダール・・・・・・・お豆のスープ。インドのそれよりシャバシャバしていて田舎風。
お味噌汁的存在。
タルカリ・・・・・・インドでいうサブジ、野菜のスパイス炒め煮。
ジャガイモ、カリフラワー、カブ、インゲン、、、
その土地の季節の野菜を2~3種使う。
アチャール①・・野菜のスパイス漬け。
大根を使った「ムラコアチャール」がよく食べられる。
一度日干しにした大根をスパイスであえる。辛さがあるお漬物的存在。
その他野菜(人参、カブ、イモなど、、)や干し野菜や大豆や小魚のものまである。
アチャール②・・インドでいうチャトニのようなもの。
とにかく現地ではトマトを使った「ゴルベラアチャール」が主流。
スパッとした酸味と辛さは、ダルバートの中の大事なアクセント。
モモや揚げ物のタレにも使われることが多い。
サグ・・・・・・・・・青菜炒め。にんにく、塩と少なめのスパイスで炒めたシンプルなもの。
ホウレンソウやからし菜などが使われる。
ダヒ・・・・・・・・・ヨーグルト。
マス・・・・・・・・・肉のこと。ククラ(チキン)やカシコ(マトン)カレーのどちらか。
お店によっては、骨からダシを取りスパイスを足して作ったジョル(ソース、スープ)と、
別にスパイスでドライに炒めたチキンやマトンを分けて出す場合もある。
これも店によって、マチャ(魚)のカレーも選べることもある。
ノンベジのダルバートではこれがメインになる。
上記したダルバートの内容はタカリ族スタイルの盛り合わせ例で、
食べる土地柄、レストランや食堂のスタイルによっても違います。
僕が昔から一番好きでよく食べるスタイルと味です。
日本ではお肉をあまり食べませんが、
お肉の調理(カレーに限りますが、、)が得意な国や地域に行くと、
ガンガン食べてしまいます。。
ネパールの場合、
マトンのほうが少し値段が高く、
レストランでもよく出ている気がしました。
南インドのミールスと同じくおかわり自由で、
とにかく食べる手が止まらなくて、
いつもお腹は大変です。
現地のネパール人は、
とにかくご飯をたくさん食べます。
これも南インドのミールスと同じで、
現地のインド人もご飯をたくさん食べます。
小さいころからご飯が大好きで、
小麦よりも断然、米派の僕にとっては、
ダルバートがあるネパールも、
ミールスがある南インドも、
切っても切れない大切な場所なんですね。
今回で4回目のネパール。
いまではもうダルバートがおふくろの味のように感じられます。
写真を整理してるだけで、
今すぐ現地に行って食べたくなるのでたいへんです。。
南インドのカレー定食の「ミールス」
砂の岬では土日限定で出していますが、そういえばしっかりした説明がなかったので現地で食べた味を思い出しながら書いてみます。。
タミル・ナードゥ州、ケララ州、アーンドラ・プラデーシュ州、カルナータカ州を含む地域が一般的に南インドと呼ばれています。
北インドと違い、米食が多い地域です。
ほとんどの地域でミールスを食べることができます。
サンバル(豆がベースの野菜カレー)とラッサム(スパイシースープ)を中心として、それぞれ個性あるカレーたちが並びます。
各地域、それぞれの食堂やレストランによっても味や種類の違いを楽しめます。
説明の前に、まずは葉っぱのお皿を水できれいにしまして、、、
◇タミル・ナードゥ州、チェンナイにて
上段左からサンバル、ラッサム、コザンブ、ダール、カード(ヨーグルト)
その下左からピックル、ポリヤル、クートゥー、トマトとオニオン、カードチリ
そして、パパドとスイーツ。
全体的に辛さも酸味も程よく、僕自身タミルのミールスが一番好きでした。
◇カルナータカ州、マイソールのレストランにて
サンバル、ラッサムなどに加え左のほうにポディ(スパイス、豆などから作るふりかけ)やチャトニやモール(ヨーグルトドリンク)などが加わっています。
酸味は少なく、ほかの地域より甘みを感じるミールスでした。
◇アーンドラ・プラデーシュ州、ハイダラバードのレストランにて
左から緑豆と玉ねぎのあえたもの、ライタ、トマトベースの小ナスのカレー、ポリヤルなど、、
生野菜と少しの葉物が並べられていたのは初めて見ました。
他より少し辛さが目立つ味付けでした。
ここの店のスタイルかもしれませんが、結構個性があるように思いました。
◇ケララ州、アレッピーの食堂にて
タピオカのカレーやアビヤル(ヨーグルトベースのカレー)などこれまた個性あるカレーがありました。海の幸に恵まれた土地だけあって、ベジタブルミールスにフィッシュカレーやフィッシュフライをつけれる食堂が多かったです。
カレーによってはココナッツの風味がほかの州より強く、全体的にマイルドな味わいでした。
各州の味を食べ共通していることとして、それぞれ味は違えど「ご飯に合う」ということ。
ミールスの場合、徹底的にご飯にあう(カレーの)味というのがおいしさにつながっているんだと思います。
ナンやロティが嫌いということではなくて、ご飯が好きすぎるんですね。。
ですので、南インドのカレーとそのスタイルがピッタリきたんだと思いました。
砂の岬 ベジタブルミールスでは、南インドのミールスがベースなのですが、ポリヤルがたまに北インドテイストのサブジにしたり、これまた北インドのテイストのチャナマサラ(ヒヨコマメのカレー)やネパールのアツァール(野菜のスパイス漬け)など「ご飯に合う」というテーマの上で一つのお皿の上にのせています。
これを書いてる今はけっこう夜中ですが、写真を見てるとなんだかミールスが食べたくなってしまいましたので、ここで終わりにします。
今の時期、お店で流したい音の雰囲気がこの2か月でまとまってきた。
ので、、この前久々にたくさんレコードを買った。
ジャケを眺めてゆっくり視聴したり、オーナーさんとお話したりと、、。
今の僕にとって、レコード屋に行く時間は最高に贅沢な時間だった。
季節の変わり目にまた行こう、オトノマドへ。
いい店だったなぁ~。
ブログがお引越ししました。
定休日やお店の情報はこれからトップページのNEWSのほうでお知らせします。
こちらのブログはタイトル通り、砂の岬店主の僕がマイペースで自由に書いていくブログになりました。
よろしくお願いします。
トップの写真:
チベット自治区の都ラサへ向かう途中に立ち寄った、シガツェ。
見上げた時、思わず手を合わせたくなった。